山を越えて

ようやく実験が軌道に乗りました。後は、ゆっくりと待ってればデータが集まりそうです。
幸か不幸か信号が弱いため、時間をかける分ゆったりとできそう。
今、当然のように実験をしているけど、いまやっている実験を出来るのは、
日本ではここだけで、世界的に見てもあと2箇所ぐらいでしかできない。
そうやって考えると、凄い事やってるんだな〜と思う。
そんな経験をごくあっさりとできる今の環境は、相当に恵まれてるんだろうな。
実験に限らず、誰にもできない技術を持つって重要だと思う。
しかもその技術が、周囲からの需要があるものだったら申し分ない。
「こんなんでました!!」って発表するだけで、インパクトあるもんな〜。
もうそろそろ人真似から一歩脱却したいな〜と考えたりしてます。

こうやって実験するたびに、自分は実験が好きなんだな〜って確認する。
また、ここが自分の場、戦場だとも思う。
周りには本当にすごい能力を持った人たちがあふれていて、正直、ついてけないと感じる時もある。
でも、ここから逃げ出したら、自分の存在に意味が無くなるんじゃないかと思う。
辛くても手放しちゃだめだ。一度手放したら、もう二度とこの手には戻ってこないんだ。
またあんな思いはしたくない。体が、心が壊れそうになっても今度はしがみついて離さない。